さゆぽんの防犯対策インタビュー

第3回:「セーフコミュニティ国際認証」を取得した豊島区の「安全・安心まちづくり」について

さゆぽん 認証の取得前後では、どのような「違い」を感じますか。

高野区長 人が集まり、物が集まり、お金も集まり、情報も集まる豊島区の中心・池袋は、一日の乗降客が256万人。肩がぶつかっただけでケンカになる。当然事件や事故が発生します。そんな大都会で、セーフコミュニティに取り組むのは至難の業ですが、それだけに私は挑戦してみたい、していかなきゃいけないと思いました。まずは、区民に理解していただけるよう、区民の代表者や民間からも参加いただいて「豊島区セーフコミュニティ推進協議会」を立ち上げました。そこでは「繁華街の安全」「子どものけが・事故予防」「障害者の安全」な どの委員会を作り、それぞれに安全・安心な街を目指して活動していただいています。
これは本当に長い挑戦です。セーフコミュニティ認証は、5 年に一度、再認証を受ける必要があります。取り組みの結果を数字に落とし込み、「安全で安心な街ですよ」と大いにアピールする。そうやって街の価値を上げていくことが、私は非常に大事なことだと思っています。
豊島区最大の繁華街エリアである池袋は、戦後ヤミ市として爆発的なパワーを内包していました。そのイメージは70 年の歳月が経っても未だ続いています。戦後の復興にはそうしたパワーが必要でしたが、今の日本、今の豊島区としては、それは過去のことであり、安全・安心な街へとイメージを変えていかなければなりません。
そういう意味で、私は「セーフコミュニティとしま」に積極的に取り組み、他の模範になるように努めています。

行政が常に他を先んじ積極的に取り組むことで
市民の「安全・安心」への意識を高める

さゆぽん 平成12 年11月1日「豊島区生活安全条例」を施行した豊島区は、官民一体となって「暴力団追放宣言」「有害環境撲滅宣言」など、街の浄化を進めてこられました。そして、平成24 年4月1日には「豊島区暴力団排除条例」を制定。客引き等の撲滅に向けた改正「豊島区生活安全条例」も施行されました。
これらの普及啓発を目指し、関係機関の方を含む約1000人の区民と共に「地域安全運動豊島区大会」を開催されましたが、成果はどのように現れたでしょうか。

高野区長 「豊島区生活安全条例」は、平成12 年に施行した区民の生活の安全を守るための条例です。区民の皆さんに理解して守っていただくために、節目節目に「地域安全運動豊島区大会」を開催し、その普及に努めています。平成24 年4月1日には「豊島区暴力団排除条例」と、客引き等の撲滅に向けた改正「豊島区生活安全条例」という、豊島区独自の2条例が施行され、その普及啓発と「安全で安心して暮らせる街」を推進するために開催しました。この改正「豊島区生活安全条例」は、日本で初めて客引き・路上スカウト行為を規制する条項を加えたもので、全国的にも画期的な条例となりました。


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